日本ホメオパシー協会

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ホメオパシーを学んで感じたこと

2021-09-27

ホメオパシーを愛する皆さんこんにちは。

私は、調剤薬局で会社員であり、管理職として毎日働いています。

そんな私が、6年前、ホメオパシーに出逢いまして、なんのためらいもなく入学してあっという間に卒業という運びになり、今に至りますが、思い起こせば不思議なものです。

 

特に薬剤師として優秀なわけでもなんでもないのですが、断然、薬学を学ぶよりホメオパシーを学んでいる方が楽しいです。というのは、ホメオパシーを学んでいる方が、治らないだろうなという病が劇的に改善を見られる症例が多いと感じられるからです。で、薬学では教えてくれないことといいますか、面白い学びが多いのですよね…

 

西洋医学の世界ではどうしても、病気中心の考え方であり、すでに病名の診断をうけている患者さんが仕事の相手になるわけですが、当然といえば当然ではありますが、ホメオパシーを知る前は仕事があまり楽しいと感じたことがなかったんですよね。それどころかやるせなさを感じた方が多かったかもしれません。

 

でも、ホメオパシーを学んでからのほうが、仕事も楽しくなったのに気付いたんですよね。

それは、患者さんを薬だけの推測で観察するより、その人自体どんな人なのかを観察することに興味を持てたからだと思うのです。

まだまだ、物事を自分の偏見の目でなんでも分断して判断しがちなわたしでありますが…

やっぱ、ハーネマン大先生はすごいです。世界の医療者が、サミュエルハーネマン大先生のオルガノンをみんな読んだらいいのになあと思います。

 

サミュエルハーネマン大先生のオルガノン第六章より抜粋

偏見からの自由を獲得した観察者は、経験に基づかない、感覚から遊離した超感覚的な憶測が無意味であることを心得ている。観察眼がどんなに鋭い人であっても、個々のあらゆる病気に関して知りうるのは、感覚を通じて外部から認識できる心身の状態変化、すなわち病気の徴候・現象・症状以外には何もない。つまり、偏見なき観察者は、現在病気である患者の、以前健康だった状態からの逸脱だけを知覚する。これは、患者自身が感じ、周囲の者たちが患者から知覚し、医師が患者において観察するものである。病気の全体は、こうした知覚可能なあらゆる徴候によって余すところなく表される。言いかえると、こうした徴候すべてが統合されて、考えうる真実かつ唯一の病気の姿というものを形づくるのである

 

いつになったら、そんな立派な人間になれるかわかりませんし、永遠になれないかもしれませんが、憧れます。

ハーネマン大先生ほんとに愛してる。

 

中嶋